第五五三話 炎に癒される

GWの前、4月の中旬の頃、パパが言った。

「バイクで奈良の西吉野に行っていい?」



〈登場人物〉
●トト(2010年3月1日生まれ) ロングコートチワワのブラックタン・クリーム。男の子
●ココロ(2012年6月28日生まれ) ロングコートチワワのホワイトorクリーム。女の子
●クーちゃん(2014年4月13日生まれ) セキセイインコ。男の子。

●パパ(アラフォー) トトのパパ
●ママ(アラフォー) トトのママ
●かんくん(2001年生まれ)男の子
●とんちゃん(2005年生まれ)女の子



「一人で行くの?」
「うん。一人。ひとりキャンプファイヤーをしたい」

奈良の西吉野というのは、ママのお母さんの実家の近くに、誰も住んでいない家があるんや。
西吉野。
今は五條市と合併して五條の西吉野になったけど、その前は、西吉野村というとても山奥のところや。
GWとか夏にみんなでよく行ってるんや。
家があるから、ボクもココロも連れて行ってもらえて、みんなで寝れるんや。
そこに一人で行くといいだしたパパ。

「バイクやし、人に会わんからいいやろ」

と行って、ブブーンと出かけてしまった。

なんか、ひとりキャンプファイヤーとか言ってたたなぁ。
なんやそれは。

西吉野の家にはすぐ隣にママのお父さんの妹のみっちゃんが一人で、暮らしているから、行かない時はその家を管理してくれている。
そして、バーベキュー用のコンロもコンクリで作ってあるし、網も角も薪もトングも何もかも揃っている。
だから着替えだけ持って言ったらいけるとても気軽にいける、いううならば別荘や。

パパは夕方前にバイクで出かけた。
うちから1時間半もあれば着く。
バイクならもっと早いかもしれない。

パパから夜になるとラインが送られて来た。
それは焚き火の写真だった。
それから炎の写真ばっかり送られてくる。

「ひとりキャンプファイヤー、めっちゃいいわ。クセになりそう」

とラインが来る。

「そんなにいいの?炎を見て何してるの?」
「何にもしてない、ただ炎を見てるだけ」

「パチパチという焼ける音と、川のせせらぎだけが聞こえる世界、めっちゃ癒される」

おお。。。
なんか凄そうやな。
炎で癒されるんか。

ボクとココロはすぐに暇になりそうやな。。。

パパは、18時くらいから焚き火をはじめて、22時くらいまで炎に癒されてたそうや。
そんなに長い時間、火を見てるだけなんて。。。

でも、それがいいらしい。
今、炎に癒されるのが静かなブームらしい。
パパもどこからかそれを聞いて、やったに違いない。
影響を受けやすいおっさんやで。

これは、GWに西吉野にみんなで行かれへんかったら、近々みんなで行こう。
ほんで炎に癒されよう。
そんなにいいなら、やってみよう。

パパの新しい趣味が出来たようや。

「せっかくこんないいところに家がるのに、もっと行かな損やで」
と、またラインが来た。

IMG_8205.jpeg
FullSizeRender.jpeg
IMG_8443.jpeg
IMG_8447.jpeg
IMG_8439.jpeg
FullSizeRender-1.jpeg

FullSizeRender-4.jpeg
FullSizeRender-2.jpeg
FullSizeRender-3.jpeg
IMG_8206.jpeg

"第五五三話 炎に癒される" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント[必須入力]